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「塁さんも喜んでたよな?」
「うん。絶対来てたよ。塁さん喜んでるって感じた。」
「そっか。良かったなぁ。みんな、塁が居たらなぁって話てだけど。来ないわけないもんな。」って、まさがうなづきながら、話していた。
「あ、あんな所に池あるわ。凄い、綺麗だな」って、立ち止まって見ていた。
ライトアップされた池は、幻想的だったけど、
やっぱり水が怖い。
川が苦手だったけど、青の池事件から、池や湖、とにかく水が苦手になってしまった。
大好きな人を失う恐怖に襲われてしまうから。
「行かないでよ」って、腕を握る。
「わかってるって、でも、綺麗だなぁ」って、まさが見ていたけれど。
私は、まさを見上げて
「でも、怖い」って、腕を引っ張った。
「大丈夫、行かないから。違う方、周って帰ろうな」って、腰に手を回して、震えてる私を支えてくれる。
「ごめんなさい」
「嫌。怖がらせた俺が悪いから、ごめんな。トラウマ増やして」と謝るから、もうしわけなかった。
でも、自分ではどうしようもない、恐怖感に襲われる。
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