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「夜空を見上げて、ごらん。」って言われて、
視線をあげたら、
木々の間から、星がたくさん見えた。
「なんか、近くに見える!手を伸ばしたら、もう少しみたいだね。」
「そうだなぁ。あんまり、上ばかり見てたら、転ぶよ。」
「まさ、居るから大丈夫でしょ」
チュ
って、一瞬だけ、唇が重なって。
腰にある手にギュって、引き寄せられた。
「油断しすぎぃ~」って、ふざけてくれるから、
さっきまでの恐怖が遠のいて。
夜の散歩を楽しむことができた。
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