2.時間

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「夜空を見上げて、ごらん。」って言われて、 視線をあげたら、 木々の間から、星がたくさん見えた。 「なんか、近くに見える!手を伸ばしたら、もう少しみたいだね。」 「そうだなぁ。あんまり、上ばかり見てたら、転ぶよ。」 「まさ、居るから大丈夫でしょ」 チュ って、一瞬だけ、唇が重なって。 腰にある手にギュって、引き寄せられた。 「油断しすぎぃ~」って、ふざけてくれるから、 さっきまでの恐怖が遠のいて。 夜の散歩を楽しむことができた。
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