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「服装で全然違うねー。びっくりした」
「そうだよな。どっちかと言われたら、普段は真面目っぽく見えるもんな。ま、中身は変わらず真面目な奴だな。趣味がスケボーだから、服装もそうなるんだろう。おっと、ここ行くな」って、スポーツショップに行って行く。
最近のスポーツブランドって、カジュアルな服もあって、オシャレで可愛い。学校で着るのにポロシャツもいいかなぁって思って見ていた。
Tシャツを見ているまさを見て、1日に何枚も着替えるから、すぐにダメになるってたなぁと思い出していた。
「美希、ちょっと!」って引っ張ってこられたのは、水着コーナーだった。
「え。着ることない。」
「来週末、バーベキューしに海行こうよ。中に入らなくていいから、砂浜で遊ぼうよ。」
「海なんて、無理だよ。ハードル高い。」
「俺の腐れ縁の友達に会わせたい。毎年恒例の行事なんだよね。美希が怖がるのもわかるから、置いてくことも考えたけど、やっぱ一緒がいいし、みんなにも紹介したい、ダメ?」
「迷惑かけてしまいそうで怖い」
「俺がみんなに会わせたい。ただ、場所がね。ごめんな」って困った顔をさせてしまうのが、もうしわけない。
「今決められない。考えておくじゃダメ?」
「わかったけど、とりあえず水着着せたい」
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