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「だからって、言っていい冗談とダメな冗談があるよね。わたしは本気で心配したんだよ。でも、転んだなんて大丈夫?」
「本当に、ごめんなさい、まさかそんなに心配してくれていると思わなかったからつい……大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
しょんぼりと項垂れる太郎を見ると、本気で謝っているみたいだから。
「許してあげるよ。それはそうと、お風呂の様子はどうだった?」
わたしは、本来の目的を思い出して、またドキドキしてきた。そして、横目でチラリとお風呂の方を見た。
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