0人が本棚に入れています
本棚に追加
写メが来て、そこには嬉しさが溢れそうな優の満面の笑みをした顔と横には、おっとりとしていそうな、優しそうだけど、可愛い小柄な女性がそこに写っていた。なんとも微笑ましい写真だ。こっちまで嬉しくなってくる。うまくいくことを願いつつも、その携帯電話をしまい、帰宅することにした。
帰宅して自分の部屋に戻りベッドに仰向けになった。頭の中は考えることだらけだ。一つ一つ整理しながら、頭の中の情報を片付けていくと、残ったことは一つ、元カノのことだ。みきは、今彼氏はいるのかな、結婚してるのかな。不安だらけだった。俺は意を決してみきに電話をした。
『プルルルルプルルルルプルルルル......』
みきは、出なかった。
最初のコメントを投稿しよう!