それは0.1秒にも満たないわけで

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月並みな表現の中に、『目が合った瞬間、身体中に電流が走った』と言うものがあります。 恋におちた時のことを表しているらしいのですが、あまりにオカルティック。意味不明だとは思いませんか? 科学にまみれた現代社会、そんなの起こり得ないことは、万人が知ることです。 それにもしそんな事が実現しようものなら、目と目があった瞬間、シリアルキラー。黒こげになるのが落ちと言うところです。 まぁ何が言いたいかというと、そんなことありえない。 ただそれだけ。一つだけなんですね。 だけど 「すいませーん」 「どうし────」 「1ー1の教室って………あれ?もしもーし」 新入生 岡本 優希くんには、電流が走っちゃったみたいです。ビリビリっときちゃったみたいです。 さてさて、どうなるものか。
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