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『はぁ~。』と机に座り深いため息がでる海里(かいり)
『どうした??海里??』と隣から顔を覗き込む空(そら)
『あっ・・・』と空を見る
『うん??どうした??』と不思議な顔で海里を見つめる
『何でもない・・・』と空からすぐ目を晒し顔を隠す海里
『海里??』と頭を撫でようと手を伸ばす空
すると
『あっ!!まだこんなところにいたの!!』と怒っている雪
『ゆ・・き・・??』と顔を上げる海里
『もう!!今日はカラオケに行く約束したでしょ!!』と腕を組み怒っている雪
『カラオケ・・・?』と考える海里
『あっ!!!あれって今日だったの?!』と席を思いっきり立つ
『そうだよ。・・空もこの前聞いてたよね??』と空を見る雪
『えっ??そうだっけ・・・?』と惚ける空
『もうっ!いつも2人して!!』と怒る雪
『ごめん!ごめん!!今から行こう』と手を合わせて謝る海里
『本当に・・。』と雪が空を見る
『俺は部活あるから・・。行くわ』と空も席を立つ
『えっ!空行かないの??』と慌てる海里
『うん。また、今度な』と微笑んで手を振り部屋から出て行く空
『あっ・・。』と何か言いたげな海里
結局声を掛けられず
その場でたたずむ海里
『あ~あ。海里・・。どうするの??』と海里の顔を見る雪
『だって~!!』と泣きつく
『大丈夫だよ。ほらっ!もうすぐバレンタインデーがあるし。』と微笑む雪
『でもでも。私・・。自信ないもん』と半べそをかく
『もう。ほらっ!取り敢えず。カラオケ行こう!!』と海里の腕を引っ張りそのまま教室から出て行く
カラオケに向かう途中
『ねぇ~。雪・・・。私ね。』と言いにくそうにする海里
『うん?どうしたの??』とハテナな顔をして海里の話を聞く
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