気合いが入る

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海里は急いで家に帰り 明日あげる チョコレートの準備をする 『う~ん。喜んでくれるかなぁ・・。』とホイップを作りながら考えていると 『海里。珍しく料理作ってるの??』と笑顔でキッチンに入ってくるお母さん 『う・・ん。明日バレンタインだから』と恥ずかしそうに応えると 『ついに。海里にもそんな時がきたのね。去年までは全くそんな感じしなかったのに』と笑っているお母さん 『だって・・。今年は特別なの!!』と真剣に応える海里 『ふふふ。そうなのね。楽しみにしてるわね』と微笑みキッチンから出て行く それを見て 『もう・・。お母さんは///』と恥ずかしがりチョコレート作りを再開する海里 空の事を考えながら作っていく それだけで幸せな気分になる海里 ラッピングをして 自分の部屋に戻り 最後にメッセージカードを付ける……… メッセージカードは やっぱり緊張してしまう……… う~ん なんて書こう……… 散々迷ったけど やっぱり カードは素直に書こうと決めた海里 ある言葉を緊張しながら書いていく…… そんな時 『海里~!!ご飯よ~』とリビングからお母さんの声が聞こえてきた 『は~い!!待って~すぐいくから!!』と声を掛け メッセージカードと睨めっこ 書くだけで 30分もかかってしまった…… やっと できた~!! 『海里~!!まだなの??』と部屋を見に来るお母さん 『ごめん。もう大丈夫だから』と慌てて部屋からでてリビングに向かい机に座る海里 その慌てぶりを見てお母さんはニコニコ笑っている 『母さんっ!!』とほっぺを膨らまして怒ると 『いや~。なんか懐かしくて・・。いいわね。』と微笑むお母さん 『よくないよ・・。』 『大丈夫。こんなに頑張ってるんだから。頑張って!ほらっ。早くご飯食べて』と笑顔で応えるお母さん お母さんの顔を見て なんかホッとする海里 みんなが応援してくれている…… がんばるぞ~!!と気合いが入る
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