3人が本棚に入れています
本棚に追加
海里は急いで家に帰り
明日あげる
チョコレートの準備をする
『う~ん。喜んでくれるかなぁ・・。』とホイップを作りながら考えていると
『海里。珍しく料理作ってるの??』と笑顔でキッチンに入ってくるお母さん
『う・・ん。明日バレンタインだから』と恥ずかしそうに応えると
『ついに。海里にもそんな時がきたのね。去年までは全くそんな感じしなかったのに』と笑っているお母さん
『だって・・。今年は特別なの!!』と真剣に応える海里
『ふふふ。そうなのね。楽しみにしてるわね』と微笑みキッチンから出て行く
それを見て
『もう・・。お母さんは///』と恥ずかしがりチョコレート作りを再開する海里
空の事を考えながら作っていく
それだけで幸せな気分になる海里
ラッピングをして
自分の部屋に戻り
最後にメッセージカードを付ける………
メッセージカードは
やっぱり緊張してしまう………
う~ん
なんて書こう………
散々迷ったけど
やっぱり
カードは素直に書こうと決めた海里
ある言葉を緊張しながら書いていく……
そんな時
『海里~!!ご飯よ~』とリビングからお母さんの声が聞こえてきた
『は~い!!待って~すぐいくから!!』と声を掛け
メッセージカードと睨めっこ
書くだけで
30分もかかってしまった……
やっと
できた~!!
『海里~!!まだなの??』と部屋を見に来るお母さん
『ごめん。もう大丈夫だから』と慌てて部屋からでてリビングに向かい机に座る海里
その慌てぶりを見てお母さんはニコニコ笑っている
『母さんっ!!』とほっぺを膨らまして怒ると
『いや~。なんか懐かしくて・・。いいわね。』と微笑むお母さん
『よくないよ・・。』
『大丈夫。こんなに頑張ってるんだから。頑張って!ほらっ。早くご飯食べて』と笑顔で応えるお母さん
お母さんの顔を見て
なんかホッとする海里
みんなが応援してくれている……
がんばるぞ~!!と気合いが入る
最初のコメントを投稿しよう!