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二人目の赤子
「うきゃ～おにゃ～っ！」
また脱力したｱﾀｼ…
ﾃﾞﾋﾞﾙﾅｰｽⅡ
「二人目！女の子です！」
ｸﾛｺﾃﾞｭﾛｽさんが言った通り
男の子と女の子だった…
呪術師
ｹﾙｳｽ・ｼｬﾄﾞｰ
「ありがとう、あやめ！
よく頑張ってくれた…！」
頬に冷たい雫が落ちたのを感じて
ｱﾀｼはぼんやりとｹﾙｳｽに視線を向ける
ｸﾁﾅｼｱﾔﾒ
梔子 菖蒲
「ける、うす…？」
呪術師
ｹﾙｳｽ・ｼｬﾄﾞｰ
「ぐす…すまない…嬉しすぎて
目からなにか出てきた…」
ｹﾙｳｽが…泣いてる！？
街長
ｹﾞﾈｼｽ・ﾊﾞﾗｵﾝ
「…ふふ…」
ｹﾞﾈｼｽさんが静かに部屋からでていき
綺麗になってタオルに
くるまれた赤ちゃんがｱﾀｼの胸に抱かれた
ｸﾁﾅｼｱﾔﾒ
梔子 菖蒲
「ｹﾙｳｽ…それは、涙って言うの…
嬉しいときや悲しいときに出るものよ…」
声にはりがない…
呪術師
ｹﾙｳｽ・ｼｬﾄﾞｰ
「涙か…生まれて初めて出た…
喋るな、ゆっくり休むといい」
ｱﾀｼは脱力したまま
頷いてｹﾙｳｽが赤ちゃん達を抱きあげ
それをみたのが最後で
そのあとは気を失ってしまった……
おやすみ…なさい…………
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