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街長
ゲネシス・バラオン
「あ、そうだ、名前は…
名前はもう決めてるの?」
アタシとケルウスは顔を見合わせ
彼がゲネシスさんに視線を向ける
呪術師
ケルウス・シャドー
「嗚呼、決まってる…
あやめが抱いてる男の子がガザル・シャドー
わたしの腕の中の女の子がディア・シャドーだ」
ゲネシスさんは何度も頷き
にぱ~っと笑う
街長
ゲネシス・バラオン
「うん、いい名前だね…ぼくも
赤ちゃんほしくなっちゃったなぁ…」
え…
呪術師
ケルウス・シャドー
「ゲネシス…あやめはダメだぞ?
婚礼の儀を1週間前に
挙げたばかりなのだからな…」
街長
ゲネシス・バラオン
「分かってるよぉ~
ぼくもお嫁さん見つけないとな…」
ゲネシスさんは考え事を
しながら部屋を出ていった
呪術師
ケルウス・シャドー
「そう言えば…ゲネシスの
種族は何なんだろうか
角が生えてるし、
人間ではないのは確かだが…」
クチナシアヤメ
梔子 菖蒲
「直接本人に聞いてみない?」
ケルウスは少しだけ考えるような仕草をした
呪術師
ケルウス・シャドー
「そうだな…」
赤ちゃん達は静かに
アタシ達の顔を見てきていた
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