第2章《1週間後》

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街長 ゲネシス・バラオン 「あ、そうだ、名前は… 名前はもう決めてるの?」 アタシとケルウスは顔を見合わせ 彼がゲネシスさんに視線を向ける 呪術師 ケルウス・シャドー 「嗚呼、決まってる… あやめが抱いてる男の子がガザル・シャドー わたしの腕の中の女の子がディア・シャドーだ」 ゲネシスさんは何度も頷き にぱ~っと笑う 街長 ゲネシス・バラオン 「うん、いい名前だね…ぼくも 赤ちゃんほしくなっちゃったなぁ…」 え… 呪術師 ケルウス・シャドー 「ゲネシス…あやめはダメだぞ? 婚礼の儀を1週間前に 挙げたばかりなのだからな…」 街長 ゲネシス・バラオン 「分かってるよぉ~ ぼくもお嫁さん見つけないとな…」 ゲネシスさんは考え事を しながら部屋を出ていった 呪術師 ケルウス・シャドー 「そう言えば…ゲネシスの 種族は何なんだろうか 角が生えてるし、 人間ではないのは確かだが…」 クチナシアヤメ 梔子 菖蒲 「直接本人に聞いてみない?」 ケルウスは少しだけ考えるような仕草をした 呪術師 ケルウス・シャドー 「そうだな…」 赤ちゃん達は静かに アタシ達の顔を見てきていた
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