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第1章《兄妹誕生》
アタシは今、ゲネシスさんが用意してくれた
空き家のベッドの上で呻いているっ
クチナシアヤメ
梔子 菖蒲
「う~、痛いッ…痛いよおッ!」
アタシは大きくなったお腹を抱えていたッ
呪術師
ケルウス・シャドー
「頑張れ、あやめ!
わたしがそばにいる!」
ケルウスに手を握られてアタシは踏ん張る
デビルナースⅠ
「もう少しですよ!頭が見えてきてます!」
クチナシアヤメ
梔子 菖蒲
「んう~ッ!」
ケルウスの手を握るアタシの手に力が入るッ
デビルナースⅡ
「あ、そうです!その調子!」
街長
ゲネシス・バラオン
「わあ…!魔力の流れがすごい…!」
ゲネシスさんはアタシの
反対側の手を握ってくれてるッ
クチナシアヤメ
梔子 菖蒲
「うにゅうう~!」
ふっと力が抜けて、一人目が産まれてくれた!
最初の赤子
「おんぎゃあ~おんぎゃあ~!」
デビルナースⅠ
「一人目!男の子です!」
呪術師
ケルウス・シャドー
「おお!わたしの子だ…!」
すぐに次の子を産むため
踏ん張り、両手にまた力が入る!
街長
ゲネシス・バラオン
「わ!可愛い…あっ…!」
ゲネシスさんはアタシの手を握り直し
ケルウスも握り直してくれたッ
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