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 久しぶりによっくんが気持ち悪い件について。  ただ、それも致し方ないような気はする。よっくんは、健全な男子高校生で頭の中はエッチなことでいっぱいだし、読んでいる小説や漫画の大半はラブコメだ。女の子から好意を寄せられて舞い上がらないわけがない。  ウチにはそういうのはわからないが、よっくんの表情を見れば嬉しそうにしているのがよくわかる。 「で? なんか悩んでいるようでもありましたが、何を悩んでいたんすか?」 「それがな、聞いてくれよ」  そう言うと、よっくんはスマホを取り出して一枚の写真を見せてくる。そこには一人の女子生徒が写っていて、可愛らしい見た目をしている。 「もしかして、この人が?」 「あぁ。友達に調べてもらったらこの子らしいんだよ。可愛いよな。だがな、可愛すぎるんだよ。俺、この子と付き合って緊張せずにデートとか行ける気しないんだけど。というか、女の子と付き合うって一体どうすればいいんだ」 「童貞丸出しかよ。死ぬほどどうでもいいんすけど」 「幼馴染の春に対して冷たくない? もっと親身になってよ。俺の春一番になってくれよ」     
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