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0章 発覚
「お前、俺のこと好き?」
学校で受け取ったそっけない茶封筒の中身の、白い紙一枚。
簡単な一文。
知っている文字。
知られるはずのない気持ち。
なんで。
すぐに出てきた言葉はそれだった。興味のないふりをしていた。気づいたら目で追っていた。ふと、何をしているか考えてしまっていた。単なる幼馴染と言い聞かせていた。気づいたら、また目で追っていた。
誰にも言っていない。みよちゃんにも言っていない。
なんで、なんで。
こんなこと言ってくる奴じゃない。誰にも言っていない。幼馴染のみよちゃんにも言っていない。
なんで、なんで。なんで。
わからない。わからない。わからない。わからない。
机の前で固まり、思考がループする。わからない。なんで。なんで。
なんで、バレたの。
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