序章 訪れるもの

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因堂氏 冷たいお茶をゴクリと飲んで 「では お話します」と やっと相談の話が始まりました っで この会話を 一字一句書いていたら いつまでたっても 終わらないので 私 白鷺がいつもの如く 要約します なんですが いやいや 彼の話の脱線することすること その度 私 「その話はおいといて」を繰り返しましたよ いやはや 無駄話好きな所長といい勝負ですねえ あっと こっちも脱線してしまいました では 手始めにっつうか なんか 彼 因堂氏に起きたことが 多すぎて 今 私も ちょっと書きながら 整理してます では 順を追って いきますね 昨年11月頃から 彼の住んでるマンションにて 異変が起きつつあったそうで。 まずは 夜中 パシン キシリ っと家鳴りが激しくなってきたそうです そこで 所長 「まあ 丁度 エアコン暖房とか使い始める 時期ですからね 板とか壁が軋んだりして音がすることよくありますよ」と言えば 「いえいえ 私 この体型見ていただけれなわかるように 極端な暑がりなんですよ 11月なんて 絶対に暖房なんて使いませんよ そうそう 暖房なんてよほど寒くて寒くてしょうがない時にしか使わないんですが 逆に 夏場はアカンです エアコン冷房ないと死んでしまいますよ わはは」とまた 脱線 しかし そうなると 壁や板が軋むってことではなく やはり 何か原因が? 「実話怪談とか書いたりしてるとなんか 寄って来るって言いますからねえ なんか来てたんですかね」なんて 他人事みたく言う 因堂氏に 所長も なんか呆れた顔で 「一概には霊ばかりが原因でもないでしょうが。。。。」
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