月が綺麗ですね

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「それで…あなたは弟と自分をまた入れ替えたっていうの……?」 死んだはずの人間が、殺したはずの人間が目の前に現れてから、ずっと脚をぐらつかせ怯える月見にとっての太陽の言葉と彼の存在。 それは恐怖以外のなにものでもない、どす黒い輝きを秘めた光を纏って、彼女の両の眼に映し出されていた。
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