2.5cmの扇情

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2.5cmの扇情

B「A」 A「B」 B「Aだろ」 A「Bだよ」 B「いーや、Aだね」 A「だからBだって」 B「今さら変な見栄張るなよな」 A「見栄じゃないよ。事実だよ」 B「そんな事ない。俺には分かってるんだぞ!」 A「何をどうやって分かってるっていうのよ?」 B「宛がう時、手をこうするだろ?」 A「公衆の面前ではやめようよ……」 B「この状態でここ、このアーチのカーブはA以外にあり得ない!」 A「力説のところ申し訳ないけど、全く信憑性を感じられないよね」 B「俺が今までどれだけの経験を積んだと思って……」 A「殆どがエア経験でしょ。今度は何を読んだんだか」 B「君が一体俺の何を知ってるというんだ」 A「大方の事は知っているつもりですが?」 B「たとえば?」 A「ベッドの下」 B「ちょっと待て、それは不可侵条約に抵触する行為だぞ!」 A「目についたんだから仕方ないでしょ。ちゃんと隠してね」 B「隠していたさ、『お尻のすべて』のことだろう?」 A「え? 私が見たのは『おっぱいのすべて』だけど」 B「いやいやちょっと待ってくれ。それでは理屈が通らない」 A「あれ? だから今日はこの話から始めたんじゃないの?」
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