【怖い商店街の話】 美味しい饅頭屋

2/4
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
ある日のこと、商店街からバス停に向かう途中で饅頭屋の前を通った。 相変わらず長蛇の列で、店先の大きな蒸し器からはモクモクと湯気を出ていた。 俺は饅頭屋の角を曲がると、饅頭屋の裏口がほんの少し開いていることに気づいた。 中からは、おばあさんの鼻歌や話し声とともに、ベチャベチャという音が聞こえてきた。 そういえば、店内からは饅頭を作っている姿はまるで見えない。 どんな風に作られているのか、俺は少し興味が沸いた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!