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HEAT春の陣~俺たちの旅 後編
「HEAT春の陣~俺達の旅 後編」
ついにヌキップ六角橋店に辿り着いたHEAT一行、時刻は13時を過ぎていた…ここで決められるか?いや、もう時間も余り無いぞ!決まってくれ!各々が「最終戦」の意気込みを背中に見せヌキップへ入店した…
ギラノ、田所ガロへ座る…
田所「ここで決まんなきゃヤバいね、少しキツくてもやろう」
ギラノ「ああ!だが安心しな!ここは俺のホームだからな!」
ギラノ達は遊戯を開始した…
ギラノ「……」
田所「……」
ギラノ「…回る?」
田所「じ、12くらい、もうチョイ回るかも…」
ギラノ「……」
な、なんてこった…あ、明らかに今日打ってきた店の中の最低の更にその先を行きやがるボッタ店だぜ!ヌ、ヌヌ、ヌキップめぇー!俺に恥をかかせやがって!す、すまねぇ田所…吉沢」
ギラノは悔いていた、自分が自信満々で誘導した店がボッタ店だった事よりもヌキップを一種のサンクチュアリの様な扱いで「自分のホームだから…」「ヌキップは何か持ってる」「ミラクルが起こる」などとヌキップを盲信していた自分に悔いていた…しかしギラノ自身ヌキップがボッタ店であるなどと言う事は百も承知であったのだ、では何故そんな店に誘導したのか?それは「ギャンブル」であるからに他ならない、元来のギラノの行き当たりばったり思考は田所をはじめとするプロからみれば愚行である。ギャンブルでは勝てない、徹底した店のリサーチ、ボーダー理論、機械的で確実な勝利はいつしかパチンコから「ギャンブル」という熱を奪った、それはパチンコで勝つ者の宿命なのかもしれない。だがこの日ばかりはいいじゃないか!年二回、三回のHEAT…祭…おそらく田所もそう思っているであろう、だからこそ望みの薄いギラノの案に乗ったのだ、「ギャンブル」では勝てない
「機械的」では熱がない…その行き着く先の答えが相反する思想が刹那の間融合するHEATなのだ。
ギラノがホールを徘徊していると吉沢が北斗を打っていた、が、回らない様子。ギラノも猛獣王に座り遊戯開始する、
投資4000円程でアベ17~8…
ギラノ「うーむ、まぁ、、これでいいや…獣王打ちたいし、ね」
その時! 田所からのメールが入る
田所「サンローランの沖海が回るから来て!^_^」
ギラノ「…え~、サンローラン~( ;´Д`)…投下じゃないしな~猛獣打ちたいし…まぁ、行ってみるか」
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