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ついに7ヶ月ぶりの「HEAT春の陣」開催まで一ヶ月を切りギラノは自身の体調管理に気を配っていた。アメリカ製ポテトチップスの強すぎる脂と塩気に取り憑かれていたギラノのストマックと腎機能はダメージを受けていた、むくみ、倦怠感、土色の顔色、胸やけ、これら全てのマイナス要素を一つでも「祭」に持ち込みたくない!いや、持ち込んではならない! ギラノは断ポテチと腹八分、これをHEATまで続け健やかな胃腸とスッキリした身体で「祭」を楽しむ事を決意したのだ。 身体の管理は何か重大な病気でもない限り自己管理出来るものであるし調整期間が一ヶ月もあるのだからコントロールは容易い、精神面のコントロールも可能だ。 しかし潜在意識のコントロールとなると余程の聖人でもなければ難しい、ギラノが恐れているのは自身の中にある潜在的な恐怖が夢によって現れそれにより戦いへのモチベーションが下げられてしまうのではないか?といった事を心配していたのだ。 現にここ数日ギラノは夢を見続けていた… 夢① 万歩と嫁… ギラノがHEAT開催場所(夢なのでサンライズ六角町)近くの居酒屋へ集合、万歩、田所はすでに到着、吉沢は駅なのでタクシーで到着、そこへ万歩の嫁がやってくる、万歩の嫁、ミニスカート、髪は緑系の金髪に薄っすらピンクのメッシュ、場末のデリヘル嬢のような風貌、妖艶な…そしてエロい!(実際は違います) 嫁が万歩を学校のグランドへ連れて行きもめている様子、仕方がないので万歩を除いた三人でHEAT開催、多分ガロ、しばらく打っていると田所が来る、「なんか万歩死にそうらしいよ」 ギラノ「え!なんで!」 田所「なんか自分で頭に穴開けたみたいだよ、」 ギラノ「マジかよ…」 完
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