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ギツコ「私は気持ちがわかるからツライよ!そんなの!(ギツコ泣く)
今年は「七回忌」だしもう供養してあげても、解放してあげてもいい区切りになるんじゃないのかな…」
ギラノの脳…七回忌、奇数、確変、7、帰省、タイミング、チャンス!供養、俺たちなりの、777…
ギラノ「ま、まぁね、じ、じゃあさ、その、七回忌?当然行かなければ、まずいよね?」
ギツコ「行きたいけど無理でしょ、出産間もないし…」
ギラノ「そ、そっかぁ~、、ん?
俺?あ、俺行こうか?その、七回忌。」
ギツコ「あんたまさかパチンコ打ちに行くの?」
ギラノ「バカ野郎!バカ野郎!打たねぇよ!区切りなんだろ!これで気持ちよく送ってやりたいんだよ!」
ギツコ「まったくね~、でもお母さんもそろそろ振り切ってくれたらいいんだけどね、、」
ギラノ「まぁそこんとこをとやかく言うのは筋違いだし今その骨には需要ないだろお母さん以外、だったらあげちゃえばいいと思うけどね、だってあんた子供いるでしょ?骨いらんでしょ?」
ギツコ「うーん、何かずっと解放されない気がするの、お母さんも、奈画も…」
ギラノ「そんなのはおこがましい事ですよ!何が解放されないだっ!偉そうに!お母さんだってなぁ毎日仏壇の写真とか見てなぁ、
あ、今日はちょっと笑った気がする、とか、アラ、お供えの水がよく減ってるわ!沢山飲んだのね!とか日々ささやかな楽しみはあるんだよきっと!いいじゃんそれで」
ギツコ「そんなどうこうしようとは思ってないけど、そろそろ七回忌だから供養してあげてもいいんじゃないですか?くらいは言いたいよね」
ギラノ「うむ、まぁ七回忌は大事だな!是が非でも供養してあげよう!何なら特注で大花火の墓作ってやってもいいぞ、うひひし…」
ギラノはギツコの押し付けがましい憐れみの心は気に入らない、とどのつまりそれは男の趣味に対する「女の冷ややかな目線」に通づる所があるからだ、しかし七回忌と言うWordは閃光の如くギラノを照らした、、次回HEAT春の陣さらにその次の「HEATanniversary of a death」までも確かに暗闇に見えた!
続く…
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