逝きます!

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次にマルが向かった場所は、体育館ほどはあろうかという大広間だった。 そんな大広間があるだけでも驚きだが、何とその門の前にはドラゴンの姿があるではないか。さらに驚くのは見張りっぽいのに昼間から大口を開けて居眠りをしているところだ。 発覚2、魔王城の中央部に体育館と同等かそれ以上の大広間がある。 発覚3、ドラゴンが陣取っており、推定体高10メートル。 発覚4、昼間から見張りをさぼり大口を開けて爆睡。 でも、相手はドラゴンだ。僕はビックマルに指示を出した。 『この任務は危険すぎる。業務を放棄して撤収して構わない』 ところが、マルの返事は「ニャーニャー!」だった。これは任務続行の意思表示。マルの決意は固いということか。僕は頷いて言った。 『わかった、だが…無理はするな』 そう指示を出すと「ニャニャ!」と返事が来た。
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