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6.距離感
学校以外で聞いた声...(緊張する)
「待ちくたびれたぞ!やっと話す気になってくれたか。wちょっと待ってな」
先生の周りは騒がしかった
騒がしかった場所から遠のいたのか周りは静かになっていた
「ごめん おまたせ!
んで、なんでお前が今日泣いてたか。」
「..改まって言われると..」
わたしは話を変えた
「先生今何してるんですか?」
「ああ、ちょっとCLUBにな!!」
(CLUB?!?!?!?!?!なんかチャラい...CLUBか~大人だな)
「おい、聞いてんの?」
自分の世界に入ってた私は ビクッとなった///////
「お前が大人になったら連れてってやるよ!笑」
少し馬鹿にしたようにも思えた。
それから気づけばもう1時間近くも電話をしていた
私がハーフであることから始まった
今までのいじめをすべて話した。
その間先生はずっと
「うんうん。」と優しく聞いてくれていた
話が終わると先生はいった
「ハーフであること後悔してんの? なんで?俺はうらやましいけどな..人と違う。なんか自分だけ特別。いい意味でとらえる事を忘れてるんだろうな...周りの圧のせいで..辛かっただろうな。でも 俺はハッキリした顔立ちも綺麗なスタイルも元気に見えるその小麦色の肌も先生はいいと思う。」
(//////////恥ずかしい。)
自分のコンプレックスをとことん褒めてくれた
(こんな気持ち初めて....先生のこと...///////////?
いやいや、CLUBに行くんだから、そうやって女の子いっぱい落としてるん!!!そうだそうだ。)
......モヤモヤする。
わたしは自分の気持ちに気づいた。
(わたし...先生のことが好きだ。)
でもこれっていけないことなんだよね...
複雑な心境だった。
長々と続いた電話が終わり
翌朝....
(はっ///////今日学校で会うんだったー//////気まずい。自分の気持ちに気づいてからより気まずい。)
なんだか今日はいつもより
体が重く学校までの道のりが辛かった。
(先生に会いませんように.先生に会いませんように)
「おう、工藤!おはよう!!!!!!」
後ろから声が.......
振り返っておはようございますと言ったわたしは
目もあわせられなった。
それから先生はいつものように振舞った
昨日のことはなにも触れずに。
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