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8.確信
(夢見てたのかな。。)
(素敵な夢。。。)
.....はっ/////朝....
(なかなか 眠れなかったなあ..)
昨日の電話の事を思い出して少し火照ってる..
複雑な感情のまま いつもの朝の支度
今日は パンが喉を通らない
「やっぱり夢かなあ..」
母「ん?なにが?」
「いや、独り言」
歯磨きをしている私の顔は
なんだかニヤけてる気がした
「行ってきますーーーー」
今日は体の調子も絶好調だし
なんだか 気分も軽い
だって 私が1番聞きたかった言葉が聞けたんだもん
学校に着くと 深呼吸をして校門をくぐった
先生に会いたい。はやく顔が見たい。
もう一度ちゃんと顔を見てまた好きと言われたい
(今日は真っ先に先生に会いに行こう♪)
理科室の扉の前...
ドキドキする。
(いつも緊張するんだよなあ〜)
ガラガラ..
「工藤..おはよう.. 昨日はごめん」
(ごめん..?間違いだったってこと..?)
私は 何も言えなくてうつむいた..
「オレ..電話で言うことじゃなかったよなって
電話切った後悔してた..ちゃんと会っていうべきだったし だけど 立場的にも言ったらダメな事なんだって思った。....でも、俺はお前に惹かれた。お前が好きだ。」
話を聞きながら涙がでた..
先生の言葉すべてが顔をみてて
嘘じゃないと確信したこと
そして、人から「好き」と言われる事が
こんなにも嬉しいと感じれたこと
好きな人から好きだと言われたこと
「こんな私を...」
思わずそう答えた。
「私先生に好かれてとても嬉しいです。こんな私を思ってくれてありがとうございます」
素直な気持ちをそのまま言った
先生の顔を見ると少し困った顔をしていた
先生は「両思いって事でいいんだよな?」
「はい!!!!!...私も先生の事が好きです..だけど
法律????的にはやばいかと..」
私がそう言うと少し沈黙が続いた。
「じゃあ、工藤が卒業したら付き合おう。
それまでは 色々我慢な?」
「いや 俺がか..」
先生は自問自答しているようだ
でも私は付き合うっていう肩書きがなくても
お互い好きって言う気持ちだけで嬉しかった
それから2人はお互いの
気持ちを確信する事ができた
その先に起こる「選択」に
苦しむことになるとは知らずに..。
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