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君と僕の距離
B 「ちょっと。それ買ったの、僕なんだけど」
ポケットにお釣りの小銭を突っ込みながら、
我が物顔でホットドッグを頬張る彼女の背中に向かって声を掛ける。
A 「君のものは、私のもの~」
B 「……知ってる?
そういうの、ジャイアニズムって言うんだよ」
A 「なにそれ」
B 「国民的アニメのガキ大将的思考ってこと!」
僕の言葉に、他人事のように声を上げて笑う彼女。
あーぁ、貴重な朝ご飯だったのにな。
君の食べ掛けなんて、
意識しちゃって味もよくわからなくなるに決まってる。
A 「ねぇねぇ!
間接キスをする人の心理って、何だと思う?」
B 「っ、え?!」
僕の頭の中を読まれたかのような唐突な質問に、
何も食べていないのに思わずむせてしまう。
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