目と鼻の先

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どうしよう・・・このままじゃ、女のカッコで帰るハメになってしまう・・・! 「あ、そーだ!青に電話して着替え持ってきてもらえば・・・」 ・・・って、スマホ・・・ポッケに入れたまんまだったんだ・・・。服ごと無いんじゃどうしようもねぇ・・・。 「いいじゃん。そのまま帰れば。マンションすぐそこなんだろ?」 「・・・それしかないっすよね。はぁぁぁ」 ついてねぇ・・・。 「涼太、顔、よく見せて」 ガックリ肩を落とすオレの顎を、雄大さんが持ち上げる。 「・・・ここまで来たらもう、いっその事笑ってくださいよ」 「笑えないよ。だって、ほんと好みなんだもん、お前の顔。ほんとそっくり」 え?そっくり? 「雄大さんの好きな人に似てるんすか?オレ」 「うん。似てる」
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