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「あ、青・・・?」
俺の言葉に、動揺を隠しきれない様子の涼太。
「・・・そう。で、涼太くんはどう思ってるの?」
「あ・・・オレ、は・・・」
「青が勝手に盛り上がってるだけなんじゃないの?」
「・・・違うよ。おばちゃん、ごめん、オレも青が好きだ。ごめんなさい」
少し不機嫌そうな母に向かって頭を下げる涼太。
何も言わず突然連れて来て、こんなことさせたくなかった。でも、俺は涼太の本当の気持ちを知りたかった。
「謝らないで、涼太くん。二年前、青に聞いた時には、本当に驚いたしショックだった。今も、認められるかって言われたら、正直わからないわ」
「母さん、それでも俺は・・・」
「涼太くん、青の事、捨てないって約束してくれる?」
え・・・?
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