カミングアウト

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マンションの地下駐車場に車を停めて、シートベルトを外そうとする涼太の腰に手を回す。 「なに?どした?」 戸惑う涼太を無視して、助手席のシートを倒す。 「わわっ。いきなりなんだよ」 「いくら上手くいったからって、親父にまで色目使うのは感心しねぇな」 「は?色目・・・?」 「親父に対してまで嫉妬させんなよ」 「だって、あれは、なんとか許してもらおーと思って・・・」 「うるせぇ」 涼太の上に覆いかぶさって唇を塞ぐ。 苦しそうにもがく涼太。 「っ・・・はぁっ、待て青。ここ駐車場!車ん中!」 「だから?誰も来ねぇよ」 「じゃなくて!イヤ、それもあるけど。狭いし!」 涼太が俺を押し返そうとするが、一人掛けの座席に男二人が重なっているため思うように動けず、抵抗の意味は無いに等しい。涼太の下半身を持ち上げ履いているものを剥ぎ取る。 「何にでも嫉妬させるお前が悪いんだろ」 「はあ!?なっ、うっ!」 人差し指と中指を涼太の口にねじ込み、咥内を掻き回す。 「ちゃんと俺の指濡らせよ。じゃねえと、痛い思いすんの涼太だからな」 俺の指を差し込まれたまま掻き回され口を閉じることができず、涼太の唾液が口の端から零れた。 「マジでやらしい顔。やっぱ上目遣いよりこっちの方がいいな」
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