404人が本棚に入れています
本棚に追加
/179ページ
「ねえねえ、あおちゃん、明日はお休み?」
「そうだけど…?」
「提案です!今夜、泊まってかない~?」
「泊まってくって、作業の邪魔になるだろ?」
「ならない-!俺があおちゃん不足なの、補充したいよぉ」
「意味分からん」
背中にグリグリ頭を押しつけられて、割と痛い。会話しながらも洗い物を開始する俺に、啓太はしつこくあおちゃん~と名前を呼んできた。
「はいはい、分かったよ。作業進まなくても俺のせいにすんなよ」
「やったぁ!あおちゃんイケメン~」
イケメンにイケメンって言われると腹立つな。言わないけど。
上機嫌で作業へ戻って行く啓太を見送りながら、後でデザートでも買ってきてやろうなんて甘やかす事を考えてた俺も、間違いなく機嫌は良いんだろう。
最初のコメントを投稿しよう!