4 試し着の夜

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 やめろ…そんな、汚れの無いような目で俺を見るな…! 「…だって、いい大人が…こんな…ミニスカート…」 「? ミレイユの衣装着てるだけだよ?」 「でも…」 「ミレイユが着てるのがミニスカートなだけだよ?そう言う衣装なんだし。あおちゃんが女装の為にミニスカート穿いてるわけじゃ無いよ?」 「そ、そうかな…」 「うん。あおちゃんが着てるのはミレイユの衣装じゃん、普通だよ」 「そ、そうだよな…?」  普通と言われて、無理にでも自分を納得させる。そう、そうだ、これは普通なんだ。啓太がそう言ってるんだ、啓太を信じなきゃな…! 「うん、脱いで良いよぉ。あ、針ついてるから気をつけてね」  オッケーが出た瞬間、真っ先にスカートを床へ落とした。必死に納得しようと頑張ったけど、やっぱり違和感が半端ないっす、ケータ先輩。  ◆  結局今夜も泊まる事になって、脱いでるついでだし先に風呂に入る事になった。  勝手にクローゼットを開け、バスタオルやら着替えやらを引っ張り出している俺の後ろで、早速衣装の手直しをし始めた啓太はミシンをかけ始める。     
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