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人生は一行のボードレールにも若かない。
芥川龍之介の、この言葉が強く胸に刺さります。
何故、生き続けなければならないのか自分には見当がつきません。
なぜなら自分は、他者と真っ当に関わることができないからです。
物心ついたころから他人が怖くて、ビクビクとしていました。
保育園では一日中、全く喋らないなんてことは日常茶飯事でした。
太鼓の練習の時、トイレに行きたいと言えず小便をその場で垂れ流したことがあります。
劇の発表会で台詞の声が周りに全く聞こえず他の園児から、なんで喋らないんだと強く責められたこともあります。
保育士からも扱いずらい子供だ。そう思われてるようにも見えました。
自分は胸が苦しくなるばかりでオンオン泣く日々が多かったのです。
保育園なんか行きたくなかった。他者と自分の違いがクッキリと浮き出て、それが堪らなく恥ずかしかったのです。
なんで、あの人達は簡単に自己を主張出来るのでしょう……。
なんで、あの人達は、お互いにわかりあえて笑い合うことができるのでしょう……。
不思議で仕様がなかったのです。
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