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②ギャンブルと出会うまで
それではスタートします。
小学生から塾に通い中学受験に合格。
中高一貫の私立へ通い、校内では部活や体育祭実行委員など携わってきました。
郊外では予備校に属しそこで多くの友人や彼女を得て、
将来のことなんて何も気にせずに過ごしてきました。
今考えれば中高時代にも私は私という仮面を常にかぶって生きてきたのかもしれない。
『明るく・何事にも一生懸命・友人、彼女を大切にしている理想的な人物像』
こんな仮面を必死にかぶり続けているのだ。
すべてが仮面というわけではないからここまでなんとかやってこれたのだろか。
わりと無気力、めんどくさがり、自分に甘い、そんな自分を隠して隠して生きてきた。
高校を卒業し指定校推薦にて大学に進学した私は両親と話し、
すぐに独り暮らしを始めました。
都内在住、都内の大学なので実家から通っていればよかったのかもしれない。
それでも私は独りがよかった。
自由な生活に憧れがあったから。
寝たいときに寝れる、食べたいときに食べる、彼女も友達も気兼ねなく呼べる。
そんな生活に大いにあこがれていた。
そんな自由を手に入れた私はここから少しづつくずへと進んでいくのだ。
先に書いた自由な生活を得た私は仕送りとバイト代を無計画に使い
奔放に生きていた。
それこそ気持ちは非常に充実していました。
大人になった気でいた私。
知ってはいけない遊びを大学に通って数カ月後に知ってしまった。
それは『ギャンブル』である。
友人の誘いでスロットに行ってしまった。
ビギナーズラックなんてことが起きたわけではない。
なんとなくお金がもったいない意識がまだあった私は初めは
そんなにお金を使わなかった。
しかし何度もやっていれば時には大きくお金が増えることがある。
お金が増えればいつもよりいいものを買い、いいものを食べ、いい思いができた。
はまってしまった。
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