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⑥消費者金融
社会にでて私はわりと普通に生活ができていました。
ですがこれまでとは違い大きなお金が必要なタイミングがでてきてしまったのです。
引っ越しやらスーツに車、プレゼントなど、、、
借金はいったん終わっても私はたいして改心できていなかったのです。
ですがクレジットカードは返済専用であったため(もちろん学生ローンも学生ではなくなったので返済後解約)
あらたにお金を借りることはできませんでした。
こつこつお金をためて現金で支払っていればよかったのに。
ここで私は消費者金融と出会います。
携帯でお金を借りる等の言葉を検索していた私は1社の消費者金融を見つけました。
社名は伏せますがその1社は審査が通りました。
おそらくその1社は滞納履歴があるものの返済は終わっているし収入は安定しているので
審査を通してくれたんだと思います。
初めは少額の枠が与えられ、
返済をしていたのでいつしか借入可能額は150万円まで上がっていました。
また私は同じ間違いを繰り返してしまいました。
借り入れ可能残高が私の使っていいお金だと思ってしまったのです。
わかっていましたまた繰り返すぞと。
それでも止められなかった。
いい生活をしてしまった。いつしか水準は下げられなくなっていた。
あっというまに借り入れ上限です。
金利プラスアルファ程度の支払いをし、また上限まで引き出す。
その繰り返しをする日々が続きました。
自分は何をやっているんだ。このままでいいはずがない。
何度も何度もその言葉を自分に言い責めていました。
そしてそのころ私は仕事で支社の責任者を務めるまでになっていました。
収入も増え借金さえなければそこそこの生活ができるくらいの年収にはなっていました。
しかし頭で書いた通り表向きの私は借金まみれの人間ではありません。
そこそこの年収を稼いでいる私なのです。
まわりから見ればお金がないはずがないのです。
本当に近い存在である彼女ですらまさか私が毎月多額の借金を返済しているとは
思ってもいないでしょう。
そんなバカげたプライドという名の仮面をとれない私が毎月支払える額にはやはり限界があり
なかなか借金は減りません。
ですが毎月の定められた金額は支払うことが出来ていました。
ここで私はある事件(出来事)に出会うのです。
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