ホットドッグの勝ち

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ホットドッグの勝ち

 僕の恋人は食べることが大好き。今も露店で買ったホットドッグに夢中だ。幸せそうに食べている姿はもちろん好きだが、あまりに夢中なので、僕は彼女を困らせてみようと思った。 「ねぇ、マーシャ。僕とホットドッグどっちが好き?」 「ホットドッグ!」  えっ!? 僕は耳を疑った。嘘だよね。僕はマーシャの恋人。マーシャにとって一番の存在のはずだ。マーシャランキング一位は僕であるのは絶対に揺るがない! 「も、もう一度聞くね。僕と――」 「ホットドッグ!!」  僕はこの世からホットドッグを消す方法を考えることにした。                                  終わり
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