2章 鍛冶屋と飯屋

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ここは異世界の中でも序盤の町 その町から少し外へ出た場所に「加治屋の鍛冶屋」 そんな洒落た様な店がある。 ここには冒険者や賞金稼ぎ、 戦闘を生業とした者達が多く利用しに来る。 ただ、鍛冶屋の仕事はそれだけではない。 そして今日も噂をすれば・・・。 ???「こんにちわぁ!やってるかい?」 加治屋「盛大に扉開けといて聞くことじゃないだろ?徳井。」 加治屋に徳井と言われていた男性はその問いを受け流し、 加治屋がいるカウンターまでズカズカと近付いて行き。 徳井「すまんな!研いでくれぃ!」 徳井はそう言うなりカウンターに布に巻かれた包丁を置いた。 加治屋「・・・またかよ?今度は何だ?折れたのか?」 徳井「違ぇよ!刃こぼれしてんだよ!切れ味が悪くてしょうがねぇ。」 加治屋「お前の所そんなに繁盛してんのか?」 徳井「当たり前だろ? 始まりの町で俺の飯屋に来ないと冒険は始まらねぇ!」 加治屋「意味がわからん。」
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