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ここは異世界の中でも序盤の町
その町から少し外へ出た場所に「加治屋の鍛冶屋」
そんな洒落た様な店がある。
ここには冒険者や賞金稼ぎ、
戦闘を生業とした者達が多く利用しに来る。
ただ、鍛冶屋の仕事はそれだけではない。
そして今日も噂をすれば・・・。
???「こんにちわぁ!やってるかい?」
加治屋「盛大に扉開けといて聞くことじゃないだろ?徳井。」
加治屋に徳井と言われていた男性はその問いを受け流し、
加治屋がいるカウンターまでズカズカと近付いて行き。
徳井「すまんな!研いでくれぃ!」
徳井はそう言うなりカウンターに布に巻かれた包丁を置いた。
加治屋「・・・またかよ?今度は何だ?折れたのか?」
徳井「違ぇよ!刃こぼれしてんだよ!切れ味が悪くてしょうがねぇ。」
加治屋「お前の所そんなに繁盛してんのか?」
徳井「当たり前だろ?
始まりの町で俺の飯屋に来ないと冒険は始まらねぇ!」
加治屋「意味がわからん。」
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