2章 鍛冶屋と飯屋

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加治屋「それがどうした?」 徳井「この町に愛着が無いのも確かにあるんだろうが、 何かしらの報告をする為に、 戻って来る場合もあるらしいんだ。」 加治屋「・・・何か他にもあるのか?」 徳井「・・・魔王軍に引き抜かれているらしい。」 加治屋「引き抜き・・・ヘッドハンティングか?」 徳井「あぁ、実際冒険家をするにも色々大変なんだそうだ。 装備一式は自前で揃えなければいけないし。 出してくれる場合もあるが、大体どこでも買えそうな初心者セットの様な物。 報酬は依頼された場所まで戻らないと貰えないし、達成した証拠の提示が面倒らしい。」 加治屋「・・・サービス業に思われがちなんだろうな、冒険者って。」 徳井「それに加え魔王軍の強さときたら、 やる気が削ぎ落とされて魔王軍に寝返る奴もいるみたいだ。」
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