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加治屋「更に、冒険家の中でも実力がある者達を勧誘している・・・と言う事か?」
徳井「魔王軍では生活面や財政面、
様々な面をサポートする事を約束しているらしいぞ。」
加治屋「・・・でもそれはそれでまずいんじゃないか?」
徳井「そりゃあな、このまま勢力を拡大されてしまったら、
ここの町にもいつ魔王軍が攻めて来るか・・・。」
加治屋「そうじゃねぇよ、俺が心配してんのは魔王の代替えだ。」
徳井「代替え?」
加治屋「おそらく、
魔王軍の中にもその頂点を目指さんとする野望を持った奴がいるかもしれない。
その場合起こるのは何だと思う?」
徳井「・・・魔王への決闘か?」
加治屋「あぁ、互いに切磋琢磨し合える環境、
そこから自ずと魔王への憧れが生じ、魔王になりたいと思う。
それでもし魔王が破れたら・・・。」
徳井「・・・まさか、そんな事で裏のダンジョンが開かれるなんて事は・・・。」
加治屋「可能性は無い訳じゃない。」
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