3章 鍛冶屋と鉱石

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飯屋の徳井の誘いにより、発掘調査の見学に行く事にした加治屋。 この世界は出来てまだ歴史が浅く、未開の地が数多い。 その為新しい鉱石などを発掘する事が意外と容易である。 発見される度、研究や実験等に利用され成分を解析し、 人々の生活に生かせるかどうかの判断をする。 他にも用途は様々で、それは加治屋の鍛冶屋も例外ではない。 ・・・・・・・・・・・・ 加治屋「・・・・・・・・・。」 加治屋はいつも通り黙々と作業を行っていた・・・が、 ただ今回だけは少し違っていた。 加治屋「・・・さぁ、久々に出かけるか!」 意気揚々と加治屋は店の扉を開け、 そして閉じた扉にぶら下げているプレートを「close」にひっくり返した。 徳井「ようやく出て来たか?全く準備に何時間かかってんだよ?」 加治屋「お前はさっき来たばかりだろ。」 店の前には徳井が加治屋が出てくるのを待っていた。 結局の所、徳井も興味があった為一緒に同行する事にした様だ。
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