3章 鍛冶屋と鉱石

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徳井「そう言えばよぉ、お前ここ来るの初めてじゃ無いだろ?」 2人は湧水が出ている場所で一休みしながら、 徳井が加治屋に問いかけていた。 加治屋「・・・暇な時にたまに。 軽くでも運動しないと体が鈍っちまうんだよ。」 徳井「それでここの場所も知ってたって訳か。 だがよ、ここって店から結構離れてるぞ?」 加治屋「自分でも鉱石を採掘に行くからな。 この辺りの山や鉱山は大体登ってる。」 徳井「自分でも鉱石って・・・、 だからお前の部屋にあれだけ登山の服や道具があったのか?」 加治屋「勝手に見るな。」 徳井「お前にも何か店以外にやりたい事があるのか?」 加治屋「・・・まぁな。まだまだ道半ばだがな。」 徳井「どうやっても教えてくれそうには無いな・・・流れ的に。」 加治屋「その内教えてやるよ。 ・・・さぁ、休憩は終わりだ。さっさと向かうぞ。」 徳井「・・・もうちょっと・・・。」 加治屋「駄目だ。このままだとお前寝るだろ?」 徳井「そんな事・・・ねぇよぉぉ・・・。」 徳井はもう既に眠そうな口調で答え、動き出す事を止めようとしていた。 加治屋「・・・・・・・・・おい。」 その後徳井は、加治屋の強烈な叩きで 目覚めをスッキリさせられる事をこの時の彼はまだ知らない・・・。
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