3章 鍛冶屋と鉱石

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・・・・・・・・・・・・ 加治屋「・・・着いた、 ここがお前が言っていた発掘調査が行われる場所だ。」 2人は予定より少し遅くなったが、目的地の場所に到着していた。 徳井「へぇ・・・。至る所に洞窟があるんだな?」 その場所は鉱山の名の通り、全てが岩で構成され、 その所々には調査の跡とも見受けられる洞窟が幾つか残されていた。 加治屋「ここも随分掘り返されてた様だな・・・。まるでハチの巣だ。」 徳井「何だ?随分寂しそうじゃないか?」 加治屋「そりゃそうだろ。調査には興味あるが、 人間の都合で自然の景観が損なわれるのも良い気はしない。」 そんな2人の会話を聞きつけてなのか・・・。 調査員「あなた達はもしかして・・・、調査の見学に来られた方達ですか?」 いかにも調査を行っていそうな肌色の作業着を着た男性が、 2人に近付きながら問いかけて来た。
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