3章 鍛冶屋と鉱石

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その後、2人はある程度の安全装備に着替え、 鉱石が発掘された洞窟へ入って行った。 徳井「へぇ・・・、ここを全てあんたが?」 研究員「えぇ、ただ他の洞窟は以前いた研究員達と掘った物ですが・・・。」 加治屋「・・・ここまで掘り進めるのにどの位かかったんですか?」 研究員「そうですね・・・大体、2年程でしょうか?」 徳井「1人でここを2年!?」 加治屋「俺だったらとうに諦めてますよ・・・。」 研究員「ご謙遜を。あなたも立派な職人ではないですか? その手を見ればわかりますよ。」 加治屋「俺なんてまだまだですよ。 ここまで掘るには相当な根気と体力が必要です。 並大抵の努力ではこうは行きません。」 徳井「おいおい、何だよさっきからお互い褒めまくってさぁ? 俺にも何か無いのか?」 加治屋「そうだなぁ・・・、 じゃあお前んとこの飯の値段もう少し安くしろ。」 徳井「クレームゥ!!?」
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