3章 鍛冶屋と鉱石

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徳井「わ・・・わかった!」 普段の加治屋からは聞かないであろう声を聞いた徳井は、 すぐさま加治屋を剥がしにかかったが。 徳井「な・・・何だコレ!?重い!」 そう言いつつも徳井は、 どうにか加治屋を鉱石から引きはがす事に成功していた。 加治屋「はぁ・・・はぁ・・・すまん。助かった。」 加治屋は明らかに息絶え絶えでかなり疲弊していた。 研究員「一体どうしたんですか!? この鉱石に触った瞬間動きが止まって・・・。」 加治屋「・・・こいつは・・・、相当強力な力を持っています・・・。 恐らく原石故力が強大すぎる為・・・動けなく・・・。」 徳井「・・・こんなのどうやって外に持ち出すんだよ・・・?」 加治屋「これは一度・・・効果無効の魔法をかける必要がある。 そうでないと加工も出来ない。」 研究員「・・・ここに来て、また試練ですか。」 加治屋「いえ・・・、これは大発見です。」 研究員「え・・・?」 加治屋「この鉱石、加工してみないとわかりませんが、 かなりの価値があります。」 徳井「加工するって・・・誰がそんな事を?」 加治屋「決まってんだろ。俺がその加工を請け負う。」
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