3章 鍛冶屋と鉱石

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研究員「あのぉ・・・、話が進んでいる所申し訳ないのですが・・・。」 その会話に研究員が割って入った。 加治屋「もちろん、あなたの依頼あっての事ですから。」 研究員「いえ、加工して頂くのは一向に構わないんです。 ですが、この鉱石まだどの位の規模なのか把握できていませんし、 規模によっては町へ要請しないといけない可能性が・・・。」 徳井「確かに、流石に1人じゃ取り出せないし運搬にも手間がかかる。」 加治屋「・・・俺の店の常連に町長の側近がいる。そいつに頼んでみよう。 新しい鉱石が出たとなれば、あの町の活性化にも繋がる。」 徳井「お前んとこにそんな奴いたのか?」 加治屋「もちろんこれで発生した利益は、 あなたに還元される様俺から言っておきます。」 研究員「あの、どうしてそこまでしてくれるんでしょうか?」 加治屋「・・・あなたに報われて欲しいからです。 たった一人でここまでやり遂げた、 それをもっと色んな人達に知って欲しい。」 研究員「・・・あなた達がここに来てくれて・・・良かった。」 徳井「まぁ、増援を呼ぶ事は出来るかもしれないが、 盗みを働く奴らもいるかもしれないな?」 加治屋「それは問題ないだろう。 この辺りは夜中になると魔物が現れるから迂闊には手は出せない。 それに朝は警備でも付けて貰えれば充分だ。」 研究員「本当に・・・何から何まですいません・・・。」
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