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4章 鍛冶屋とパーティー
町の外れで営んでいる加治屋の鍛冶屋。
ここでは基本的に武器等の修理・製造、装飾品の販売も行っている。
ただ、ごく稀に別の依頼が舞い込んでくる事がある。
それはいつも突然やって来る。
加治屋「・・・・・・・・・。」
その日加治屋はいつもの様に修理の依頼で、包丁を研いでいた。
加治屋「・・・・・・外が騒がしいな・・・何だ?」
店の中は包丁を研ぐ音だけが聞こえて来るのみで、
故に例え小さな音でも容易に聞き取る事が出来ていた。
加治屋「今日受取りに来る依頼は無かったはずだが?」
カウンターの奥で作業をしていた加治屋は、座っていた体を起こし、
入り口の方を覗いてみた。
加治屋「・・・複数だな。・・・あまり良い予感はしないな・・・。」
加治屋が感じた嫌な予感、それは1度や2度では無い物でもあった。
加治屋「・・・よし、・・・無視しよう。」
加治屋は考えるのを止めた。
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