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【R18】仲直りの仕方
部屋についてベッドに寝かされる間に、ランバートの体は完全に反応しきって震えていた。体が熱くてどうしようもなく、切なさと苦しさに涙が溢れてくる。そして気持ちはずっと、謝っていた。
「ごめ……ファウスト、ごめ……」
「何を謝っているんだ」
「ごめ……っ」
優しい黒い瞳が見下ろして、髪を撫でて額にキスをくれる。その優しさに胸の奥が締まって苦しく、体はゾクゾクと反応して下肢や腹の中が疼いた。
「んぅ! ふっ、あぁ……」
「辛い、な。少し出した方が楽になるだろ。触れて、いいか?」
自分の事のように辛そうな顔をして問いかけられて、ランバートは頷いた。
触れて欲しい。喧嘩して、苦しくて、でもこの目はもう怒ってはいないから甘えてしまいたい。
「ごめ、ファウスト……ごめんっ」
「……俺も、悪かった。変に隠そうとして、不安にさせたんだ。お前が悪いんじゃない」
「ごめんっ」
「落ち着いたらちゃんと、俺の口から話をする。だから今はこの熱を収めてしまおう」
そういうと、ファウストはゆっくりとランバートのズボンを脱がせていく。下着も丁寧に下ろしたそこで、恥ずかしい程に張りつめた昂ぶりがトロトロに先走りを溢していた。
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