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2話
時間が巻き戻ったという事は祭も昏睡状態になっていないという事を。
だが祭と出会ったのは大学生の時で高校生まで時間が巻き戻ったという事は祭と出会う前のためどっちにしろ正義にとっては良くない状況だった。
するとベットに高校のパンフレットが置いてあった。
そこには百合ヶ丘高等学校と書いてあった。
正義は知らなかったためパソコンで調べてみると実在する高校だった。
正義はこれからどうするが考える。
しかし思いつかなかったためとりあえず寝る事にした。
翌日、正義が目を覚ましリビングに行くとそこには制服が置いてあった。
正義は振り返る。
かつて高校に進学せず通信制の高校で勉強をして大学に進学した事を。
正義は高校卒業の証はあったものの青春というものを知らなかったため少し興味もあった。
そして正義は家から出て自転車で高校に向かう。
高校に着くとそこには多くの生徒が学校に入っていく姿があった。
正義は時間が巻き戻ったとはいえさすがに自分が入ったら追い出されるんじゃないかと心配した。
そして体育館に入ると多くの生徒が緊張しながら座っていた。
正義も席に着く。
そして入学式が始まった。
来賓者たちが話をする中、正義は眠くなってしまう。
そして気付くと入学式は終わっていた。
生徒たちが写真を撮る中、正義は帰ろうとした。
「まさか、俺以外にもこの世界に来ている人間がいるとはな」
振り返るとそこには二崎白都がいた。
正義は何を言っているが考える。
そして気付いた。
「君も時間を巻き戻されたのか?」
「違うな。お前は勘違いしている」
正義は興味を持つ。
そして白都は言った。
「時間が巻き戻ったわけじゃない。ここは6年前の時間を再現した世界だ」
それを聞いた正義は驚いた。
白都は聞いた。
「お前は何のためにこの世界にやって来た?」
「俺は……特に何も…というより病室に落ちていたメモリを拾ってデーターを見たらこの世界にやって来たんだ」
「そうか…でもお前がこの世界に来たのも何が理由があってやって来たんだろう。まぁ探索してみろ」
白都は去っていった。
正義は自分がなぜこの世界にやって来たのか考えるが思いつかなかった。
正義は家に帰りテレビをつける。
やはり6年前に起きていたニュースがやっていた。
正義はこれからどうしていくが考える。
翌日、正義が登校し教室に入る。
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