エピローグ

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 八千代と仁保は家族でもあり、年の離れた女友達だ。同性だからこそ分かり合えることも多く、三人でいて居心地が良い。  それなのに、いい男性を求めて、繰り広げられる女の戦いは、一体、どういうことなのだろう。『女の敵は女』というが、私はそうは思えない。共感し合い、理解できるのは同性だからではないだろうか。  私はこの秘密を墓場まで持っていくつもりだ。  そして、八千代と仁保、その子供達を自分の命に代えても、守っていく。                              (了)
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