バレンタイン・ギブ アゲイン

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「なに、これ…」 昼休みから戻ってきたら、書類が敷き詰められた机に黒い箱が置かれてある。 大きさはタバコぐらい。ブランド小物が入っていそうな、しっかりとした作りだ。 でも箱には包装紙もリボンもない。ついでに思い的なものも感じられない。 なぜなら蓋が少し浮いている。つまり少しだけ開いた状態で置き去りにされているのだ。
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