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他の人に嘘ついてもここまで罪悪感は抱かなかったのになんでひろだとこんなに罪悪感を抱くのだろうか。
多分この時既に私はひろきのことを好きだったのだと思う。
この想いによって私の人生の歯車が少しずつ噛み合わなくなっていることにも気づかずに・・・
お試しお付き合いを始めてから1週間後、私達は初めて電話をすることになった。
トゥルルルル
「もしもし。」
「もしもーし。」
「ひろきです。える・・・?」
「うんうん、えるです。」
「えるの声、俺が想像してたのと全然違うわ。」
「え、そー?」
「うん。えるの声可愛い。むっちゃ好き。」
なんですって?可愛いですって?ふふふっ。お世辞かもしれないけど嬉しい。にやけが止まらない。
学校でもそこそこ目立つ私は3人ぐらいの人と付き合ったことがあった。でも初めからストレートに可愛いって言葉をかけてくれる人はいなかったので彼の言葉は私をすぐに侵していった。
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