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『ひろにぃ?ご飯だって?』
電話を始めてから1時間ぐらいしたところで、ひろの妹の彩ちゃんが呼びに来た。
『あー、わかったわかった。』
ん……?なんか私と話している時と声が違うような気がするのは気のせい……?
「ごめん、もうすぐご飯って言われちゃった。
あー、行きたくねぇ。俺もっと話してたいんだけど。」
うちも!と言いたいところだが、ここは我慢。
「そんなこと言わないでご飯行ってきな!」
「えーひどっ。あ、じゃあ俺即行でご飯食べてくるから戻ってきたらまた電話しない?だめ?」
だめ?って聞かれるとだめとは言えない性分の流されやすい私。
「ん…。いいよ。」
「やったー!じゃあ俺超特急で食べてくるわ!またね!」
「はーい。いってらっしゃい。」
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