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とにかく、五体満足でこの世に生まれ、光を見た私は最初の子ということもあり、父母は勿論父方母方の祖父母、近所の皆さんに至るまでとても可愛がってもらった。当時赤ん坊の私が大きな飴を喉に詰まらせたことがあったそうだ。目を白黒させる私を抱いて母は裸足で病院に走ったとか。幸運にも、途中で飴を飲み込み大事には至らなかった。
私の一人立ちは早かったらしい。「ひとりでねる」といい、ハイハイをして自分の部屋で寝ていた。父母は心配で隣の部屋で見守っていたらしい。梟が鳴いていて怖かったことを覚えている。
若山あきらの「喜びも悲しみもいくとしつき」という歌が大好きで、まだ歌は歌えないけど体でリズムをとって楽しんでいたらしい。
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